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はじめまして、멍청이(Twit)です🌹 韓国語、英語共にネイティブではないのでお許しください。出来る範囲で努力します。よろしくお願いします。

【翻訳】ファサ インタビュー Forbes -2023.11.30

なんと驚き、世界のForbesからの独占インタビューが公開されましたので、翻訳いたします。

今回も変わらず、意訳が含まれておりますので詳しくは下の元記事をご覧ください。

今後も翻訳部分は、編集等しますので悪しからず。

ファサは"I Love My Body"はメッセージであると語る "今"必要とされているK-POPディーバ

今日のK-POP界では、ファサの名は自信、カーヴィーと同義だ。同時に、デュア・リパとのコラボレーションで話題となったディーバである。
信じられないことに28歳にして、シングル"I Love My Body"でカムバックを成し遂げた。
※カーヴィーとはメリハリのある体のことを言います

しかし、10年に及ぶ音楽業界での生活で、このスーパースターにとって今回のカムバックは、自信のある集大成ではなく、キャリアのスタートであると言えるだろう。

2014年、ファサはMAMAMOOの最年少メンバーとしてソラ、ムンビョル、フィインと共にデビューを果たした。10代のファサ(本名アン・ヘジン)は、紛れもないハスキーなアルトの声とブリーチされたボブヘア、ツバの広い帽子、50年代のゴーゴードレスで"Mr.애매모호(Mr.あいまい)"や"Peppermint Chocolate"をパフォーマンスし、ファンの前に現れた。

MAMAMOOは、K-POPガールグループとして大きく人気を博したため、ファサの独創的な表現力も進化した。2018年の日本での授賞式、ピッチリとしたボディースーツでのパフォーマンスは、常識を壊す者として、また話題のトピックとしてK-POPファッションを定義する瞬間となった。2020年のソロEP"Maria"では、彼女の洗礼名で名声と報われない恋の暗い面を表現した。
※正確には、MAMAは韓国Mnetの授賞式です

今年の夏、MAMAMOOとして初めてのアメリカで行われたアリーナツアー直前に韓国で大学の学祭で披露したロックスターのような表現は、保守的な大学の保護者団体を動揺させた。警察はその秋、問題を調査し無罪とした。
しかし、子供の頃にインスピレーションを与えたビヨンセのように、ファサは常に紛れもないボーカルスキルを持ちステージで存在感を発揮した。しかも、魅力的で親しみやすい性格である。
また、MAMAMOOとしてオム・ジョンファイ・ヒョリ、ヒョナ、ナナ、デュア・リパ、ジェシークロエ・グレース・モレッツなどの業界の有力者から賞賛を浴びた中心人物でもある。

ファサの大胆不敵さは、国際的な人気を得た。(インスタグラムとYouTubeを合わせるとフォロワーが1000万人を超える)その勇気は、これまでの堅苦しいK-POP界とオンラインでの批評家たちから、非難と同時に高い評価をもたらした。

その後、ファサは10年契約していた所属事務所のRBWを去り、話題の人は急成長中のレーベルP NATONへ入ることとなった。大流行した”江南スタイル”王PSYの事務所である。

彼は同じ韓国出身で多くの批判にさらされた人でもある。彼女は批判と批評の中、「自己表現」に行き詰まっていた。ファサはズームのインタビューを通して、精神的にも肉体的にもその影響を感じたと語った。

PSYは、彼女の音楽のキャリアとカムバックのためにリフレッシュできる創造性を育むための環境づくりに対して、情熱を燃やしていた。

今、”I Love My Body”は、彼女を彼女たらしめるステージとなった。最初の情熱を描くものとして、そして健康的な彼女らしさを表現する効果的な方法として。
最近、打開した問題や新しいプロジェクトについては、以下をお読みください。

この数か月は、とても忙しかったと思いますので確認させてください。最近はどうすごしていましたか?

ファサ:休暇が長すぎました。私の考えやアイデアをずっと表現できていませんでした。自分を制限しているように感じていました。たくさんのことをシェアしたかったのですが、できませんでした。もう、病気になりそうなくらい。
しかし、今回のリリースでは、随分健康的にその思いを開放して、健康的になれたと思います。自分に多くのことを課さずにいられたのが、良かったんです。でも、最近は私自身を健康的に表現できていると感じます。オープンで自由に、そして気分よく、だから元気にやっています。

活動的で忙しくしているのが好きなタイプですか?

ファサ:働いているときは、アクティブでいるのが好きです。踊ったり歌ったり、エネルギーを開放するが好きです。けどそれは、限りあるアクティブな私の側面であって、実際の私は逆なんですけど。家でソファに寝て、映画を見るのが大好き。そうしているのがお気に入りです。

今はP NATIONのアーティストですね。新しいことを試みて、所属事務所を変えるタイミングだなと思ったのはなぜですか。

ファサ:ずっと同じ環境にいたので、自分自身に挑戦したかったんです。何かを感じたかったんですよね・・・私は出不精で、慣れ親しんだものが好きなんです。けど、アーティストとして仕事で、同じ環境のなか全ての時を過ごしていると、だんだんと毒されていくでしょう?
新しい環境に身を置くことが、私にとっていいリフレッシュになると思ったんです。実際、この決断をしたとき、より希望をもって楽観的に感じるようになりました。

それを聞けて良かったです。去年、PSYの9枚目のアルバムの”Now"でコラボレーションを果たしましたね。そこでPSYと初対面だったんでしょうか、それとも知り合いだったんですか。

ファサ:過去に、PSY先輩、あ、オッパのコンサートにMAMAMOOとして招かれたことがあります。そこで初めてお会いしました。長い間、お会いしていなかったですし、共通の知り合いが多くありませんでした。でも、新たに機会があって、彼とまた連絡をとるようになりました。

間違っていたら訂正して欲しいんですが、PSYのことをソンベンニム(先輩)と呼んでいたと思いますが、今はオッパと呼び方を変えましたよね?お二人は仲が良いんですか?

ファサ:人間関係を構築する際は、すごく慎重になります。新しい環境で新しい人と話すときは、敬語のままでいる方が好きなんです。だから、特に先輩の前では、いつもわたしはソンベンニムと礼儀正しく呼びます。しかしPSYオッパは、すぐに「ソンベンニムでなく、オッパと呼んで」と言ったんです。オッパと呼ぶよう強制されたんです!そう呼ぶのがとても重要って強く言われたので、気軽に話しかけられるようになりました。そのお陰で、通常より早く気軽な関係になれたのだと思います。

そして、彼に対してよりオープンになれました。本当の兄弟みたい。オッパは「今は、僕と一緒で居心地いいでしょ?」って聞いてくるんです。

この貴重な機会を得たので、もう一回強調して言いますよ!はい、オッパ!すごく心地よく感じてます。

PSYとP NATIONの理念についてお話したことがあります。彼のアーティストに対する感じ方やビジョンに繋がりを感じましたか。

ファサ:PSYは私がP NATIONに入ることに関しては注視していませんでした。ファサ自身にフォーカスしてくれたのです。
彼は、私に何がやりたいか、どんな音楽を作りたいか知りたいと言ってくれて、私の考えている以上のサポートを申し出てくれました。この会社の一員になるというより、家族の一員になったみたいに感じました。
7月に行われた「PSYのSummer Swagコンサート」では契約にサインし、事務所入りを発表しました。よく覚えているのが、写真のためにダンスを踊ったこととP NATIONの旗と一緒にポーズをとったことです。嘘やごまかしのない気持ちがあふれ出したんです。とても安心できたし、すでに家族みたいに感じました。

PSYとどんなことを話していますか?

ファサ:みんながこれを信じてくれるかわからないけど、いつも音楽について話しています。オッパは会うたびに「これ似合うと思うよ」とか「こんなスタイル試してみたらどう?」とか言ってくれます。

いつも私に何かしら曲を演奏してくれるし、けど60%が音楽のことだったとしても、40%はPSYオッパの面白い話とかエピソードなんです。おなかが痛くなるまで笑います。家に帰るころにはいつも疲れちゃって、笑いすぎちゃうから。

付け加えると、彼は今後の構想や計画、活動について話してくれます。「コンサートやったらいいよ」とかね。コンサートをするために何をしたらいいかとか、何ができるか、そういうことを全部教えてくれます。だから、私に対して多くの構想があるようです。それをすごくオープンにシェアしてくれるんですよね。

“I Love My Body”はP NATIONでの初めての曲ですね。そういった会話から、この曲は生まれたんですか?

ファサ:この曲の場合は、PSYオッパが曲を送ってきてくれて、何も言わずに。でも、「どう思う?」と聞かれて「すごい好きです」と答えました。こうやってできたんです。何の言葉も会話も必要としませんでした。この曲は、その曲自身が素晴らしいと証明していました。

その曲のどこに惹かれたのですか?ビートでしょうか。メッセージ性?この曲のスタイルやサウンドはとてもファサって感じがします。

ファサ:この曲が送られてきたとき、最初”I Love My Body”というタイトルを見ました。面白い話なんですが、吹き出しちゃいました。だって、すごく簡潔でしょ。「アイラブマイバディ?」とても直接的で、このタイトルが好きになりました。だって、良いバイブスを自然と作り出してくれるんです。あと、コーラスが好きです。単刀直入で。けど小生意気な感じもあるでしょ。聞くのが楽しい曲です。MAMAMOOの初期のころを思い出します。MAMAMOOのオリジナルサウンドとともに古巣に戻ってきたみたいな感じ。これまでの私たちみたいに、トレンディーでもありノスタルジックでもあり。デビューしたころに戻ったみたいに感じます。

デビューの時期について、言及されるとは興味深いです。次の質問は、あなたは自分の体を愛していますか?だからです。けど、デビューのころは歌うことに対して気まずかったり、純粋でないような気持がありましたか?

ファサ:えっと、まず最初に私は私の体を愛しています。けど実際には、私自身を愛しているというメッセージなんです。この曲を選んだ主な理由はタイトルが単純だったから。自分の体全体を愛すること、私の魂、私の全てについての曲だったから。私の体の中にある自尊心についての曲だと思うんです。

だけどこの曲はデビューしたてのファサに本当は似合うんじゃないかなって思います。彼女だったらとても、とっても上手くやってくれると思う。

理由のひとつとしては、この曲を選んだ理由が最近私が必要としてた考え方だったから。アーティストとしてプロモーション活動をしたり、働き続けていると違った意見やさまざまな壁に直面します。ときどき、「私ってどこに向かってるんだろう?」と感じるんです。道を見失ったような、弱くなって自信がガッて落ちるような。そういう時があります。この曲は私の自尊心と自信を取り戻すために必要だったメッセージがあるんです。

「そう、私は私の体を愛しているし、私自信を愛しているんだ。」って気持ちを取り戻させてくれるような曲なんです。

シェアしてくれてありがとう。辛い思いをしたんですね。プレコーラスで"It's okay to be okay"と歌ったり、偽らないで、スタンダードにとらわれないで、という歌詞がありますが、そこがとても好きです。あなたの共感した歌詞はありますか?

ファサ:私もプレコーラスの部分に共感します。けど逆の意味あいですが。自由や自由であることを宣言できるってことを表しているんです。けど実際の私の人生ではたくさんの制約があったり、私を縛り付けるものがたくさんあります。
そういったものに縛られ続ける人生もあるけど、逆のことに挑戦してみることもできるはず。だから私は自由にとらわれているんです。でもそこが好きなんです。

“Love my body, nothing can change me / ‘Til the end of the world, I’ll love me."「私の体を愛している、誰にも私を変えることはできない/世界が終わるまで、私自身を愛し続ける」の部分も大好きです。

ストリートウーマンファイター2の"Chili"がすごく好きなんですが"I Love My Body"とはずいぶん雰囲気が違いますよね。これらは、次のアルバムの方向性を示しているのですか?


ファサ:おー、うーん、バラード以外かな、私はできることは全部やりたいし、全部好きです。ジャンルに関係なく。バラードよりR&Bの方が好きなだけ。けど、いろんなジャンルをやり続けたいな、好きなジャンルだけでなく。小さな頃から何よりも音楽を楽しんでいたから、ひとつのジャンルに縛られたくないんです。なんでもできるようになりたいし、出来るだけいろんなスタイルを試してみたいです。バラードは、私の好みではないだけなんです(笑)それだけは、言わせてください。

えっと、バラードもいいと思うんだけど!フィインと出した"17"が一番新しい曲ですね。あなたの視点でこの曲の制作過程を教えてください。

ファサ:今回みたいに、こんなに心地よく制作できたことはずいぶん長い間なかったんです。だって、ひとつの曲を作るのって簡単に聞こえるでしょ。けど実際はすごい体力を使うんです。すごく、すごく、ストレスフルなんです。1曲作るごとに物凄く努力して、プロデューサー全員、同じように参加した全員がたくさんのエネルギーをかけて制作するんです。

この件に関してはフィインに話させるべきなんですが、ある日フィインとドライブに行って彼女がこの曲をかけたんです。
それでどう思うか、フィインは単刀直入に気楽に聞いてきました。「ねえ、これ聴いてみて、これどう思う?すごイイと思うんだけど、どう思う?」って。
私はすぐにこの曲を気に入りました。そして、一緒に曲を作ることに決めたんです。

全ての過程がとても、とてもスムーズでした。そして、とてもリラックスできたんです。長い間忘れていた何かを思い出しました。今までは、音楽を作るとき多くの苦しみを経験しなきゃいけないと考えていたのですが、そこには多くの問題があって、たくさん考えなければいけないことがあって、すごくストレスを感じていました。時々、すごく悲しくなったりもしていました。

だから今回、もう一回、気楽に音楽を作ることを思い出したんです。ただ楽しく、気楽に、シンプルに。